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佐藤雅子監督 放送直前インタビュー

原作を読んだ印章を教えてください。

佐藤明るくて、かわいくて楽しい作品だと思いました。4コマ漫画ってアニメにするのが難しいと思っていたんですけど、しっかりとしたドラマがあって、話の流れもあるので、そこはちゃんと拾っていきたいと思いました。

チアが題材になります。

佐藤チアの大会にスタッフと見に行って、会場の雰囲気を感じることができましたのは、すごく大きかったです。こういうことをやりたいねっていうのは、脚本の志茂(文彦)さんとその場でお話しました。

今回はチアダンスに監修の方が入っていますね。

佐藤シナリオ会議にも同席していただいて、どんな練習をしているのですか?など、質問をしたりして、そこは頼りにしていました。チアをやっている女の子たちが見てくれていても、その子たちが共感できるようにしたいと思ったので。

TVアニメ『アニマエール!』はどんなものになっていますか?

佐藤基本的に原作のままやっているのですが、アニメは12本で終わらせなければいけないので、この話数のこのパートで、こういうことを言っておきたいという部分が出てくるんです。そこではオリジナル要素が強くなってしまうのですが、最終回でやりたいことは決まっていたので、そこに向けて進むだけでした。

『アニマエール!』は5人のキャラクターが個性的でかわいいですね。

佐藤私はこれが初監督になるんですけど、やっぱりこの作品だからやってみようと思ったんですね。かわいい女の子が好きですし(笑)。ギャグも面白いので、そこを拾っていけたらなと思いました。原作の卯花つかさ先生から、最初にアニメに期待することを伺ったんです。まず外せないのはかわいらしさ。それからチアが動いていて華やかなこと、そしてギャグのテンポだったんです。私が原作を読んでアニメ化するときに、ここを押さえておけば原作ファンの方に楽しんでもらえるだろうと考えたところもそこだったので、方向性は間違えていないんだろうなと思いました。

チアをやっているときに音楽が流れていましたが、あれは?

佐藤J-POPのカバー曲になるんですけど、各年代のヒット曲をカバーして、いろんな人に楽しんでもらえるようにと考えました。

キャストが歌うOPテーマ「ジャンプアップ↑エール!!」とEDテーマ「One for All」については、監督からは何かオーダーをしたのですか?

佐藤歌詞の面では少し言いました。「ジャンプアップ↑エール!!」は最初、勝利!みたいなワードがあったんですけど、こはねたちはあまり勝ち負けにはこだわっていないので、それは外してくださいというお願いはしました。オープニングが「あなたにエールを送ります、わ~~!!」って感じだったら、エンディングは女子高生の日常という感じで、そこまで元気じゃないときもあるよね、お腹も空くし、テストで悪い点を取ったらヘコむし、みたいな、そういう日常系にしたいですとは伝えました。

今、キャストはダンスの練習だそうですよ。

佐藤まだみんなが実際に歌っている姿は見ていないんですけど、頑張れ!って思っています(笑)。最初から5人で歌うとか、5人でイベントに出るとか、歌って踊るという話は聞いていたので、アニメの作業が忙しくて行けるかはわからないですけど、ちょっと見に行きたいですね(笑)。

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